中部電力のスマートライフプランが2段階値上げ。明細で計算してみた。
2026/10/21
こんにちは。
Rarezaの野口です。
中部電力からお手紙が届きました。
スマートライフプランの価格改定のお知らせ。
昨今は全て値上げではありますが、調べてみると、11月1日からの改定と、来年4月1日からもう一度あるようです。
気になった3点
・2回の値上げで、年間いくら上がるのか
・昔ながらの従量電灯Bに戻したほうが安くならないか
・どのくらい使えばスマートライフプランが得になるのか(損益分岐点)は、どう変わるのか
そこで、通常の電気契約(従量電灯B)と比べて、まだスマートライフプランのメリットがあるのかどうかを4年分の明細を元に計算してみました。
結論としては、太陽光発電が付いている我が家の場合、ギリギリスマートライフプランのままの方がお得でした。
その差年間わずか800円!
従量電灯Bについても、値上げされますので、そちらも含めて検討しました。
値上げが続くので、省エネ住宅がますます大切になってくるのでは・・・?
改定の中身:11月は基本料金、4月は時間帯の単価が変わる
11月の改定では、基本料金が月約1,270円上がります。
4月の改定では、昼間(デイタイム)が大きく下がる一方で、夜間(ナイトタイム)が上がります。
スマートライフプラン(税込、10kVAまで)
|
区分 |
〜2026年10月 |
2026年11月〜 |
2027年4月〜 |
|---|---|---|---|
|
基本料金(円/月) |
1,838.44 |
3,106.24 |
3,106.24 |
|
デイタイム(円/kWh) |
38.80 |
38.86 |
31.98 |
|
@ホームタイム(円/kWh) |
28.61 |
28.67 |
28.82 |
|
ナイトタイム(円/kWh) |
16.52 |
16.58 |
19.46 |
時間帯は、デイタイムが平日10〜17時、@ホームタイムが平日の8〜10時と17〜22時(土日祝は8〜22時すべて)、ナイトタイムが22時〜翌8時です。
2027年4月以降も時間帯の区切りは変わりません。
従量電灯B(税込)
|
区分 |
〜2026年10月 |
2026年11月〜 |
|---|---|---|
|
基本料金 60A(円/月) |
1,926.84 |
2,687.52 |
|
〜120kWh(円/kWh) |
21.20 |
21.25 |
|
120〜300kWh(円/kWh) |
25.67 |
25.73 |
|
300kWh超(円/kWh) |
28.62 |
28.68 |
従量電灯Bは2027年4月の単価見直しの対象に入っていません。
※どちらのプランも燃料費調整額と再エネ賦課金が別にかかります。
上記を元に計算してみると差額は下記の通りになりました。
|
時期 |
現在との差(年) |
|---|---|
|
現行(〜2026年10月) |
— |
|
2026年11月〜 |
+15,472円 |
|
2027年4月〜 |
+22,128円 |
※燃料費調整額・再エネ賦課金を除いた金額です。
これを見ると、現在との差は、基本料金の値上げが大きく占めていることがわかります。
従量電灯Bと比べると?差は年間800円まで縮小
次に、従量電灯Bに切り替えた場合と比べてみました。
現在はスマートライフプランの方が年間1万3千円ほど安いのですが、11月以降は約7,500円、来年4月以降はわずか800円の差まで縮まりました。
面白いのは、月ごとに見ると勝ち負けが入れ替わることです。
暖房で電気を多く使う冬から春咲き(1〜4月)はスマートライフプランが月500〜1,000円ほど安くなります。
逆にそれ以外の月は、従量電灯Bの方が月200〜400円ほど安くなります。
冬の貯金で、残りの8ヶ月の負けをギリギリ取り返している、というのが我が家の実態でした。
なお、プランを変えると原則1年間は続ける必要があるので、「冬だけスマートライフ」という使い分けはできないのが残念です。
損益分岐点:夜間の割合が6割必要に
結局、スマートライフプランは夜間の電気代が安いプランなので、得になるかどうかは、「夜間(22時〜翌8時)にどれだけ電気を使っているか」で決まります。
これまでは夜間が全体の3割を超えていればスマートライフプランの方が得でした。
11月以降は4割5分、来年4月以降は6割近くが必要になります。
※夜間の使用量が月350kWh前後で、6割未満だと従量電灯Bとほぼ同じ)
我が家は太陽光発電のおかげで昼間の買電がほぼなく、夜間が約6割なので、なんとかクリアしている状態です。
ちなみに、4月の改定で昼間の単価は下がりますが、太陽光発電がある家は昼間に電気をほとんど買わないので、その恩恵はほぼありません。
むしろ夜間の値上げをまともに受けることになります。
電気料金の値上げ対策は"家"から
今回の値上げは、月約1,270円の基本料金アップが中心です。使用量に関係なく、どの家庭でもかかります。
だからこそ、使う電気そのものを減らせる家(断熱・気密+太陽光発電)かどうかで、毎月の差が大きく開いていきます。
同じスマートライフプランの方へ:明細でここをチェック
同じスマートライフプランの方は、明細で次の3つを確認してみてください。
・夜間の使用量が全体の何割か(6割未満だと従量電灯Bとほぼ同じ)
・月の使用量(少ない家庭ほど基本料金の値上げが重くなります)
・契約容量(従量電灯Bは60Aまでです。10kVA契約の場合はブレーカーを下げる必要があります)
我が家は当面スマートライフプランのまま様子を見るつもりです。
従量電灯Bにするにはブレーカーを60Aに下げる必要があり、冬に暖房や給湯を同時に使うと落ちる心配があるからです。
とはいえ、差は年間わずか800円。電気代はこれからも上がっていくと思います。
プラン選びで悩むより、そもそも電気を買わなくて済む家にしておくことが、一番の値上げ対策なのかもしれません。
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Rareza
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