快適性とデザインを両立することがこれからのスタンダード
1.暮らしの出発点”快適な住まい”
快適な住まいは、風邪をひきにくくし健康的に暮らせることがベース。
一年中快適に過ごせる住環境を整えることが、健康的に暮らすことです。
温かい住まいは、
・春や秋のような快眠をサポート
・寒さからくる手足の冷えの解消
・子供が夜中に布団を蹴ってしまう心配から解放
など、より良い睡眠環境を提供してくれます。
寝ている時も生活しているときと同様に室内を適温に保つことが大切で、良好な睡眠は健康に欠かせず、快適な住まい環境がたらせてくれるのです。
2.空気も食事の一部
私たちの体は、摂取するものによって影響を受けています。例えば、呼吸は空気を食べること。食べ物は一日に約2キログラムほどしか摂取しないかもしれませんが、驚くことに空気は1日に15キログラムも吸い込んでいるのです。
下のグラフは室内のCO2濃度を表したものになります。目には見えにくいですが、空気の汚れは存在し、国のビル管理法の指針値は1000ppm以下となっています。適切に換気されている家は空気の汚れがかなり抑えられ、適切に換気ができていない家は空気が汚れていることが確認できます。
きれいで新鮮な空気を吸うことが、身体へのよい影響をもたらし、また、呼吸とは有害物質を体外に排出し、健康に暮らす大切なステップになります。健康な生活を実現するために、食事だけでなく、空気にも気を配っていく必要もあります。
3.デザイン空間の魅力
広々としたレイアウトは、雰囲気だけでなく、生活の快適さも向上させます。
長く暮らす住宅は、お気に入りの空間で過ごす時間はとても大切です。
しかし、この理想的な生活環境を実現するためには、暖かく快適な居住空間を維持できることが不可欠です。外の環境に合わせた室内の丁度よい季節は1年の中でとても短いものです。一年中、室内で快適に暮らせることができない場合、真夏と真冬になると生活の質が低下します。よりよい暮らしを行うためには、デザイン空間だけに力を入れるのではなく、建物の性能が間取りに影響を与えることを理解することが重要になります。