太陽光発電と電気自動車

 こんにちは。

 Rarezaの野口です。

 「太陽光発電ってどうなんですか?」

 という問いの回答は、また状況が変わりつつあると思います。

 答えとしては、「つけた方がよい」になると考えています。

 10年以上前の初期のころは、売電価格は高かったですが、材料費も高く、普及しているとは言い切れませんでした。

 搭載量としては、3KW程度載せておけばいいよね・・・ということが多かったです。

 第二段階は、売電価格の高止まりと材料費が下がったことで、一気に普及が加速しました。

 屋根に載るだけのせるという時期でした。住宅にも10KWを超える量が載ることも多くありました。

 この頃から、国の政策として2030年には新築の平均でZEH住宅という目標がたてられています。

 ZEH住宅は太陽光発電でつくったエネルギーと、家で使うエネルギーを±0よりマイナスする住宅になり、発電しないとマイナスになることはないため、必ず発電設備が必要になります。

 第三段階は、売電価格が下がってきて、売電メリットが下がりましたが、電気料金の高騰が進み、自家消費に目が向けられるようになってきました。

 今はこの段階かもしれませんし、もう少し進んでいるかもしれません。

 では次はどうなるかは、蓄電池がポイントです。

 以前から言われていますが、なかなか材料費が下がって来ないので、普及が遅れています。

 電気自動車と家が連携するV2Hシステムというものもあるので、電気自動車を蓄電池として使うのが先か、家用の蓄電池が普及するのが先かという時代になるでしょう。

 そこまで考えたときに、太陽光発電がどれぐらいの量が必要なのかを考える必要があると思います。

 電気自動車や蓄電池に、自家消費した残りを充電できる量を考えておくことを重要です。

 その時に問題になるのは、春夏秋冬による自家消費量の波が大きいと、太陽光発電の搭載量の想定がしにくく、充電量が安定しない可能性があるということです。

 建物の高性能化は冷暖房費の削減効果があるということは、春夏秋冬間での自家消費量の波を小さくできるということなので、太陽光発電の搭載量の想定がしやすく、1年を通して最大限に発揮しやすい状態をつくることができるのです。

 今までは家は家、車は車でしたが、これからは、そこの境界線も曖昧になっていき、どう暮らすことができるのかが大切になってきますね。

・太陽光発電搭載量の歴史

 1.材料費が高く、なかなか普及しない

 2.売電単価が高い状態で、材料費が下がり、売電があるから付けた方が得

 3.売電価格が下がり、電気料金の高騰による自家消費にメリットが出る

・今わかっていること

 1.今後も電気代は上がっていく

 2.蓄電池や電気自動車に充電する

 3.高性能住宅だと季節ごとの電気料金の波が少ない

・やっておくこと

 1.太陽光発電を載せる

 2.場合によっては蓄電池を検討する

 3.高性能住宅にしておく

 未来がどうなるかはわかりません。

 しかし、わかっている情報から想定できることは事前に対策し、よりよく暮らす準備をしておくとよいですね。

 Rareza 野口

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