2024年の住宅づくりの補助金

 あけましておめでとうございます。

 Rarezaの野口です。

 年が明け、家づくりをしようと考え始めた方、昨年から家づくりを考えていた方、

皆さんの状況はいろいろだと思いますが、家づくりにはお金が大きく関わってきます。

 毎年変化する補助金などについて、最初に確認しておきましょう。

 ※あまり細かくなるとわかりにくくなるので、概略となります。

 ※2024年1月1日時点でわかっている内容となります。

・目次

 1.「子育てエコホーム支援事業」補助金について

 2.「先進的窓リノベ」補助金について

 3.住宅ローン控除について

 4.住宅取得のための贈与について

1.「子育てエコホーム支援事業」補助金について

 補助金は予算内であれば、着工時に申請することで、完成後に現金が振り込まれます。

 2年ほど前から、ある一定の性能の建物を建てることで補助金の対象となり、

2024年は子育てエコホーム支援事業にて、

 ・長期優良住宅:100万円/棟

 ・ZEH住宅:80万円/棟

 の2つのパターンがあります。

 ただし、建てる場所が「市街化調整区域」と「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域」の場合は40万円/棟となるので注意が必要です。

 また、夫婦のどちらかが40歳、もしくは18歳以下の子供がいることが条件です。

 国の予算内であれば、誰もが現金でもらえるというところが補助金にの特徴です。

 「子育てエコホーム支援事業」の公式HPはこちらから:https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/

2.「先進的窓リノベ」補助金について

 窓を内窓をつけたり、高性能窓に取り換えたりする補助金。

 こちらも昨年2023年から継続されている補助金です。

 窓一つずつのサイズや性能で補助金額が変わります。

 昨年リフォームをした実績の補助額を考えると、築20年以上の40坪の建物で50~80万円程度の補助額になりそうです。

 こちらも、完成後に振り込み入金となります。

 HPが2023年と2024年で違いますので、ご注意ください。

 「先進的窓リノベ2024事業」の公式HPはこちらから:https://window-renovation2024.env.go.jp/

3.住宅ローン控除について

 最近では当たり前のように住宅ローン控除があり、ご存じの人も多いと思います。

 こちらは住宅ローンを借りている人へ、払った所得税を還付する制度となっています。

 ですので、

 ・住宅ローンを借りていること

 ・所得税を払っていること

 が必要です。

 払った所得税までしか還付されないため、補助金と違い、必ず一定額のメリットがあるものではありません。

 ただ、

 ・13年間(10年間)と期間が長い

 ・年末の住宅ローン残高にも影響する

 ・・・と借入額だけではなく、返済などにも気を遣うことで、最大限メリットを得ることもできます。

 注意点としては、

 ・引渡しが基準日となる

 なので、これから家づくりを始めた場合、令和6年12月までに引渡しを受けると、令和6年の住宅ローン控除制度内となります。

 ただ、令和5年12月の国からの税制方針に、令和7年も令和6年と同じ内容で延長しそうなことが書かれていたので、3月頃には決まると思われます。

4.住宅取得のための贈与について

 通常、贈与をする場合は年間110万円を超えると贈与税がかかってきます。

 それが、住宅を取得するために親や祖父母から贈与を受ける場合は、

 ・質の高い住宅なら1000万円

 ・一般の住宅なら500万円

 までは非課税になるという制度です。

 通常、1000万円の贈与を受けると、手元に残るのは769万円となりますので、住宅取得時の贈与は優遇されています。

 こちらも令和5年12月31日までの期限でしたが、令和8年まで延長される可能性が高い制度となります。

 その他、市町村の太陽光発電や蓄電池の補助金など、そのとき、そのタイミングによって様々なものがあります。

 ただ、補助金のことを知っておくことは大切ですが、補助金のために家を建てるわけではないはずなので、慌てたりすることのないよう、補助金に躍らせることないようにしておきましょう。

 Rareza 野口

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