インフルエンザで一家全滅を防ぐために
こんにちは。
Rarezaの野口です。
昨年は珍しく、秋にインフルエンザが流行っていました。
12月はピークは越えていましたが、本当は1月からが本番です。
子供の小学校でもポツポツとまた学級閉鎖が起きています。
学校や職場でインフルエンザをもらってきてしまうことは
仕方ないことだと思います。
そのときに、家の中で一家全滅しないことが大切です。
一度に全滅することもあれば、順番にうつってしまうこともあります。
元々インフルエンザには1年を通して発症することがありましたが、
冬に多いのは温度と湿度の関係があるという研究がありました。
23度50%の環境だとインフルエンザの発症リスクはかなり減らせるようです。
研究結果としての温度と湿度ですが、なぜリスクが減るんだろう・・・と考えてみると、
温度と湿度が上がると、喉が渇いたり、手が乾燥したりすることも少なくなりますね。
ちょっとしたことなのかもしれませんが、そういうことは健康的に暮らすためには
大切なことということが、インフルエンザのことを取ってみても言えます。
過剰に過敏に何かをしなくても、いつも通りが対策になっているというのが
とても安心感につながります。
隔離すればいいのかというと、うまくいく家とうまくいかない家があり、
先日の一般財団法人人住宅・建築SDGs推進センターのセミナーでも、
換気設備がしっかりしていない場合、ドアの開閉や、ドアを開閉していない状態での
汚染空気の廊下への流出などの報告がありました。
温度と湿度も目で見てわかりやすいものではありませんが、換気設備による空気の流れという
さらにわかりにくいものが生活する上では大切であるということが可視化されました。
温度のための断熱性能だけではなく、湿度や空気質のための換気設備など、
全体が高いレベルでバランスよく作られていることが大切であり、
それらはお金をかけることで済むものではなく、技術力が大きな差になりそうです。
・一家全滅を防ぐための予防策
1.23度50%の環境で暮らすこと
2.隔離した部屋から廊下へ汚染空気が流出しないような換気計画を行うこと
3.技術でカバーできる建物性能は最大限使うこと
1.23度50%の環境で暮らすこと
建物が温度と湿度を保ちやすいように作られていないと
普段から環境を作っておくことは大変ですが、り患してしまった場合は
最大限温度と湿度を高めましょう。
とは言え、窓を開けて換気することも忘れずに。
2.隔離した部屋から廊下へ汚染空気が流出しないような換気計画を行うこと
これから建物を建てるのでなければなかなか難しい問題です。
今の建物でできることは、上記の1と同様に、
換気をしっかりしつつ温度と湿度を高めることです。
換気をしっかりとすることで、廊下側へ流出する空気の
汚染濃度を下げることができます。
3.技術でカバーできる建物性能は最大限使うこと
断熱性能はお金に比例してしまいます。
でも、気密性能はお値打ちな建物でも、高級な建物でも、同等にすることができます。
ここが技術力として差が出てくる部分です。
もちろん、どのように施工して気密性能を上げているかも重要です。
また、その部分では、断熱性能も、どのように施工して断熱性能を上げているかによって違いがあります。
同じ断熱性能で同じ計算結果でも、施工方法によって実際の断熱性能は変わってきてしまうということを
知っておきましょう。
家を建てる時はいろいろな数値を気にしてしまうものですが、
何が不安で、何をしておくと安心して暮らせるのかも考えてみてください。
Rareza 野口
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